卓球ではラリーは基本です。
ですから卓球の一般的練習はラリーから始めますね。
そしてラリーは比較的やさしい技と言えます。
ラリーを10回続けることは初心者クラスでもできます。
ところが、カットする人を相手にしてする「カット打ち」を10回以上続けることは、初心者クラスでは決してできません。
それほどカット打ちはむずかしい技なのです。
カット打ちをマスターすることが、卓球選手として一人前の証と言っても過言ではありません。
カット打ちは、カット性のボールを見分ける経験・勘と同時に、そのカット性のボールに対してドライブをかけて正確に返球する技がなくては対処できません。
この「見分ける力」と「カット打ちという返球の技」をマスターするには、その練習とカット打ちがうまくいかなかったときの反省を繰り返し、少しづつ修正していくことが必要です。
では、具体的にはどうすればカット性のボールをうまく返球できるか。
それが問題なのですが、私は体験から次のように指導しています。
正確にカット打ちを続けられえるようになるためには、腰を低く構え、常に安定した態勢を保持します。
腰の回転と打球する瞬間のスナップでコントロールし、抱え込むようにドライブをかけて何度でも繰り返します。
人それぞれに多少スタイルは違いますが、低い構えから伸び上がるように打つことがカット打ちのコツです。
そしてチャンス到来のとき強烈なスマッシュで決める。
この練習が大事です。
● ショート打法の基本と発展技
● ショートは瞬間の技
● 終局のショートはスマッシュ級パワー
● フォアサイド攻撃をショートで返球
● バックハンド(ドライブ)の基本
● バックハンドの奥義を体得しよう
● 腰を使わないバックハンド練習法
● ペンのバックハンド早期マスター法