サーブを切るとは、ボールの下部を鋭くカットすることです。
ボールの前進スピードよりボールの逆回転の割合を大きくすることで、切れたサーブが出せます。
そのために、ボールの下部をどうすればカットできるかを工夫し、練習することです。
しかし、ボールの下部(真下)をカットすることは容易ではありません。
実際にはボールの「後方から下部」をボールにそって弧を描いてカットする気持ちで切り込むことがコツです。
このことは、フォアハンド、バックハンドのいずれのサーブでも同様です。
このとき、ラケットをボールに当てる瞬間に手首を使わなければ、ボールの切れ味はよくありません。
というより、スナップを効かさないとボールは切れません。
そして、さらにシャープに切るためには、ラケットの先端にボールを当てて切り込む方がよく切れます。
すなわち、よく切れたサーブを出すコツは、
①スナップを効かす
②ボールの下部(真下)を切る
③ラケットの先端でボールをとらえる
これを基本に練習してカットサーブを体得することですね。
特にペンホルダーでは、フォアハンドサーブよりバックハンドサーブの方がラケットの角度と手首を効かすことができるので、スピードのある切れたサーブを出すことができます。
ボールの切れ具合に大きく関連するラバーの特性について触れていませんでしたが、以上のことはすべて裏ソフトを前提にしています。
これが、一枚ラバーや表ソフトではサーブの出し方も相当違ってきます。
切れたサーブを出すには、やはり裏ソフトがその摩擦・粘着性から一番効果的なラバーと言えます。
● ショート打法の基本と発展技
● ショートは瞬間の技
● 終局のショートはスマッシュ級パワー
● フォアサイド攻撃をショートで返球
● バックハンド(ドライブ)の基本
● バックハンドの奥義を体得しよう
● 腰を使わないバックハンド練習法
● ペンのバックハンド早期マスター法