多くの人間には行動パターンがあります。
卓球のサーブを出す場合でも、得意不得意に関わらずパターンを持っています。
ある意味ではその人の卓球の癖ともいえますが、この癖のない人はいません。
そう経験上から断言できます。
相手の動きを知ることで、試合を有利に展開することができます。
相手の行動パターンの逆をつくことで相手は困惑します。
そして相手の弱点を1セットの中で見抜くことが肝心です。
終盤になって気づいたのでは手遅れですけどね。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という格言があります。
相手の行動パターンを知り弱点を攻撃することが試合では重要です。
単に技だけの応酬では、自分のリズムが狂うとどうなるでしょう。
個々の卓球の技術では上回っていても、反対に弱点を読まれて試合に負けることになり兼ねません。
相手の弱点を見抜くためには、どうすればよいでしょうか。
バックサイドを攻めてみる。
鋭いツッツキをして相手にドライブをさせてみる。
フォアサイドにショートで攻める。
などなど、1セットの中で相手の弱点を試すのです。
たとえ1セット目では負けても、試合は11本ゲームなら3セット負けなければいいのです。
相手の弱点を見抜いて2セット以降の試合展開を有利にしていけばいいのです。
それでも相手の行動パターンや弱点が見抜けないときは、相手が「一枚うわ手」です。
その時は開き直って、守勢では試合に不利ですから徹底して攻撃に回りましょう。
バックサイドを攻めフォアサイドにも攻撃する揺さぶり戦法で臨むと、意外にいい結果になることが多々あります。