フォアサイドでもバックサイドでも対処できるようにならなければ、卓球ができるとは言えません。
初心者でもフォアハンドができるようになれば、次はバックサイドにきたボールに対処できるようになりたいですね。
それには、バックサイドにきたボールは、ショートで返球する技をマスターすることです。
初心者のショートは、体の中心でラケットを構えるようにして、ボールが落ちた直後を捕らえるつもりでラケットに当てる練習をすることです。
そして、ボールの飛んでくる所に体を動かしてショートするとより早く上達できます。
体の中心でのショートは、ラケットを安定した角度で出せるので、ぶれが少ないのです。
ドライブされたボールが自分のコートに落下した瞬間を捕らえること。
ボールをラケットの中心で捕らえること。
ボールの状況(速さ、回転、高さなど)に応じてラケットとボールの角度が違うことを体験すること。
ボールを自分の体の前面付近で捕らえるため、30センチ程度は常に動いてショートできること。
次の順で段々に練習をしてみましょう。
バックからのサーブを出してもらい、それをショートする練習を繰り返します。
ボールの落下点に応じて体を動かしてショートするための基本です。
軽いドライブをショートして5回以上連続してできるようになろう。
ショートの練習は、卓球台から1メートル程度高いゆっくりとしたボールをショートすることができるか、これをきっちりと返球できるかが、本当にショートを体得したかの判断になります。
特に指導者はこの練習を通じてチェックして下さい。
高く上がったボールをショートで正確に返球することができれば、ショートの基本はほぼできています。
初心者クラスでは、これがなかなかマスターできないものです。
ショートは、いつの日かバックハンドへと進むもとになります。
だからこそバックサイドへのドライブ系のボールは、ショートでキッチリと返球する基本練習が大事なのです。
勿論、ラバーの種類(裏ソフト、表ソフト、一枚ラバー)によってショートの方法も違いますので、練習によってラケットの角度と肘の使い方をマスターしましょう。
ショートは手首を使うとよりいいのですが、初心者から脱皮するころに、やっと手首の使い方が分かるようになりますので、バウンド直後のボールを直角的にラケットでとらえ軽く前に出す基本のショート練習をしっかりすることです。