何事も最初の基本の技術習得が大事ですが、卓球のカットマンを目指す初心者の基本練習は、フォアとバックのカットとその切り替えを身に付けることです。
このカットの技を習得することが、カットマンとなる最低限の条件です。
そして、この基本のカットを前後左右に対応できるように練習して、固い守りができるカットマンにならなければ実戦では通用しないのですから大変なのです。
ここでは、初心者のカット基本練習についてコメントします。
最初はフォアサイドにロングサーブを出してもらって、それをカットレシーブする練習から開始します。
何度も何度も繰り返し、きっちりとネットすれすれに、かつエンドラインを狙って返球するようになるまでこの基本練習をします。
次に、相手のドライブを2~3回返球するだけを繰り返します。
(ミスがなくても、サーブから始め2~3回で止めて、フォームなどをチェック、反省する)
このとき、右利きの場合は、ボールを体の横で捕らえ右肩を膝を曲げて振り降ろすようにカットして、安定したカットのフォームを確立することが大事です。
バックハンドのカットも同様です。
そして、カットマンは相手のドライブ攻撃を中・後陣でカットするだけでなく、粘りのある守備をするにはツッツキ練習が不可欠です。
ツッツキはバックでもフォアでも練習次第で20回以上は続けられるようになることです。
それには、一球一球丁寧に集中して練習することが大事です。
ツッツキを確実に入れるためには、利き腕の足を踏み込み、できるだけ目をボールに近づけてラケットの角度を決めて前方にツクことで安定したツッツキとなります。
基本のカットが安定してくれば、次の練習ステップに進みますが、フォアカットとバックカットの切り替え練習はカットマンにとって不可欠な技です。
この切り替え練習を通じて、左右のドライブ攻撃に対応できるようにならなければなりません。
カットをドライブ打法で返球することを「カット打ち」と言いますが、このカット打ちができる人とカットの練習をすることができれば、基本のカットはより早くマスターできます。
以上がカットマンを目指す初心者がやるべき基本中の基本の練習です。
カットマンのやるべき技術習得のための練習は、前後の動きも必要ですから攻撃型より多いので大変ですが、それだけ楽しい卓球の技が攻撃型より多く習得できると考えることです。
そして、いずれは「攻撃のできるカットマン」に成長していくことを念頭において練習していくことが肝心です。
カットマンと言えば、日本では圧倒的に強いカットマンの憧れの的である卓球のプロフェッショナル「松下浩二」選手です。
はっきり言えば、「松下浩二のスーパーテクニック」、このホームページを参考にした方が早いのです。
初心者に限らず、すべてのカットマンの参考になりますね。
松下浩二選手のスーパーテクニック(現在はリンク先がなくなっています)
http://www.teammatsushita.com/qafaq/onepoint1.htm