練習相手がいない場合や自宅でもできる卓球の練習、それが「シャドープレー」です。
シャドープレーは、ボクサーがひとりでフットワーク(前後左右への動き)をしながら、相手を想定して打ったりよけたりして練習しています。
卓球も同じように相手を想定してひとりで練習することができます。
このシャドープレーで卓球のフォーム作りと動きの練習になります。
サーブを出すイメージで、バックから相手のバックに下回転サーブを出します。
相手はそれをツッツキでバックにレシーブすると想定します。
バックに回り込んでフォアハンドで相手のバックにドライブで打ち込むイメージ。
相手はそれをブロックしてフォアに返球してくると想定します。
フォアに飛び込んで相手のフォア側にスマッシュする。
これでポイントをあげるイメージです。
これだけで、サーブ・回り込み・フットワーク・ドライブ・スマッシュの練習になります。
こうした練習は、最初はゆっくりとやります。
そして実際にボールがある前提で、すばやく動きラケットを素振りする練習もします。
このとき、できるだけ美しい理想のフォームをイメージして動いてラケットを振り抜くことが大事なのです。
こうしたパターンはいくつもあります。
レシーブからのシャドープレーもあります。
実際の試合を想定してみれば、その練習は無限に広がります。
この練習を数分間集中して懸命にやるだけで、かなりの運動量になります。
イメージを膨らませれば実際の練習よりラリーが続けられますので、自宅でもできるハードな練習となるのです。