卓球のロングという練習は、もうなくなったのかもしれません。
最近「ロング」という言い方をする人がいませんね。
ロングとは卓球台の高さの位置(76センチ)でボールをとらえてラリーすることと思ってもらえばいいでしょう。
ボールが落下して台の高さになるのは相当後方で打ち合うことになりますから、ロングの練習ではボールをじっくりと見ることができます。
そして、自分の打った力加減でボールをコントロールするので、自然に打球の強弱を身体で覚えるようになるのです。
ロングの練習では、ただ入れるだけでなく、どこに入れるかを決めて練習することが大事です。
この練習でコントロールのコツをつかむことができるようになります。
できればコーナーをつく練習をすることがコントロールをよくするために効果的です。
あまりよくばってコーナーギリギリでは無理があります。
せめて50センチ四方が確実に狙えるようになるまで、初心者クラスだけでなく中級クラスまではロングの練習をすることが必要です。
確実にラリーが続けられるようになれば、実戦練習でロングをすることはありませんが、基本の卓球を身体で覚えるまでは、ロングという今では聞きなれない練習をしてみてはいかがでしょうか。
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