初心者が最低限マスターする必要がある卓球の基本となる技は、フォアハンドのラリー、サーブ、ショートの他、「ツッツキ」があります。
これだけ出来れば、後は応用編のようなものですから、どうしてもツッツキの基本をしっかり身に付けなければなりません。
ツッツキはショートと同じで、まず体の中心でボールを捕らえるようにしましょう。
最初はネット際で軽くボールで ピンポンピンポン と入れるだけでいいのです。
段々と体でリズムをとりながら練習することで、ツッツキの基本形が分かってきます。
常に体の中心で構えボールを相手コートにツクことで、ボールがネットを越えて入るシステムを作るのです。
体の中心からラケットを出す練習をしていると、バックサイドでもフォアサイドでもツッツキで対処できるようになってきます。
この基本をじっくりと練習するようにしましょう。
ボールをカットすることは考えないことです。
鋭いツッツキはかなりのカットができますが、初心者が手首を効かせてカットすることは難しいことです。
と言うより、初心者クラスでは切れたツキはほとんど不可能ですから、ネット際のボールの返球と相手のカット性ボールの返球として「ツッツキ」をマスターしましょう。
ツッツキは初心者でも簡単にマスターできる技で、上手な人とリズムに乗って練習すれば20回以上続けることは難しいことではありません。
初心者同士の試合で勝つにはツッツキだけで充分です。
中途半端に打ってミスを多発して負けるのが初心者ですから、安定したツッツキで対戦した方が勝敗には有利になることが少なくないのです。
上級者では、ボールが自分のコートに落ちた瞬間を捕らえ、できるだけネットすれすれに返球することができます。
しかも確実で安定性が高くなり鋭くカットすることができる技を体得しています。
ツッツキを台から離れてすると、それはもう立派なカットになります。
ペンホルダーの者がカットするのは、ツッツキよりはるかに難しい技です。
まずはしっかりと安定したツッツキをマスターしたいものです。
上達につれて、ただ返球するだけでなく小さく鋭く切るツッツキは有効ですから、段々と技のレベルをあげていきたいものです。